今回は7月中旬に行った四国旅の2日目である。
香川県と言えば正直うどんのイメージしかなく、観光する場所ってあるのかなと疑いつつ(失礼)、グーグルマップで調べてみると「四国村MUSEUM」という素敵な古民家がたくさん置いてある野外博物館を発見。古民家の博物館ってどんなところなんだろうとわくわくしながら行ってみた!
訪問日:2022/07/中旬/休日
7:00 サンライズ高松車窓
海側の部屋からの瀬戸大橋を渡る際の車窓風景。
私のサンライズの部屋の向かいの部屋(海側)の方が、早めに降車されたため、その部屋から瀬戸内海に漂う朝日が見えた。瀬戸内海は穏やかでいいなぁ。
7:30 高松駅
目的地の香川県、高松駅に到着。
カフェルピナス
瓦町にある喫茶店。朝から営業している。
うどん県の香川に来たのだから、早速うどんを、食べよう!と意気込み、高松駅周辺のうどん屋さんで朝から営業しているうどん屋を探す。
駅をでてすぐ右手に「めりけんや 高松駅前店」が目に入る。しかし、同じサンライズに乗っていた乗客がそのまま流れ込んでいたようで、早朝にも関わらず店前に5,6人の列がすでにできている。おなかが空いているので早く食べたいし、うどん県だからちょっと歩けばうどん屋が見つかるだろうと高を括り、別のうどん屋を探す。
しかし、歩けども、歩けども、歩けども、「準備中」の文字。
グーグルマップで検索して近隣のうどん屋に4,5件行くも、早朝に営業していたのは1件のみ。しかも長蛇の列。上記「メリケンヤ 高松駅前店」に素直に並んでいれば・・と後悔先に立たず。そろそろ限界なので、瓦町駅近くの商店街近くにあった地元民がよく訪れていそうな喫茶店に入る。
和食のモーニング(600円)を注文。早朝から1時間以上歩き回った身体に、おにぎりがしみる・・。
9:15 ことでん 瓦町駅
高松市内を走る私鉄。ことでん屋島駅を目指す。
最近、車内の揺れの激しさがネット上でプチバズりしていた。実際に乗車したが、そこまで揺れていた記憶はない。ちなみに爆睡していた。
10:00 屋島神社
徳川家康を祀る神社
・ことでん屋島駅から徒歩10分で到着
・空いてる度:★★★★★
階段が、きつい・・。9時間にもわたる寝台列車乗車後に上るものではない・・。
上部からは高松市が一望できる。
10:30 四国村ミュージアム
屋島神社のすぐ隣にある。四国各地から33棟の古民家等を移築復元した野外博物館。四国各地の江戸時代から大正時代の人々の生活を、家を中心として知ることができる。
・開館時間 9:30-17:00
・料金 大人1,600円
・空いてる度:★★★★☆
展示建物は非常に多いので、特に気に入ったものを紹介する。
いきなり吊り橋。足元に敷かれている木の間隔がなかなか空いており、なかなか怖い。手すりを両手でつかみ、へっぴり腰で何とか渡りきる。
小豆島農村歌舞伎舞台
建築年代は1863年以前、元の所在地は香川県小豆郡だそうだ。風鈴がせっかくたくさん飾られているのに、風は全く吹かぬ。
古民家。
可愛い古民家。
染が滝
彫刻家・流政之氏作。土台には、民家の柱を支えていた花崗岩の土台が使用されている。滝の上流は、上は生い茂る緑と下はひんやりとした水が流れている。とても気持ちがいい空間。
こちらは、滝の下流側。古民家の後ろに滝が来るように設計されている。もう、ここに住みたい。もう、エアコンいらないよね。
装う神様
設置されている古民家の軒先には、たまに銅像が置かれている。のんきな顔をしたサルと風鈴が、穏やかで涼しげな夏の一日を感じさせる。私も一緒にごろごろしたい。今回の旅行で気に入った写真の一枚である。
石船のアーチ橋
登録有形文化財に登録されている。1901年に作成された物である。
建物と全く関係が無いが、今までの写真との違いに何か気が付かないだろうか。そう、この瞬間、私はスマホカメラのズームアウト機能を使用すると、より広い画面で写真を撮れることに気が付いたのだ。その奇跡的な瞬間を収めた一枚でもある。
四国村ギャラリー
四国村ミュージアム内にある。四国村創設者の加藤達雄氏が収集した美術品を展示するギャラリー。建築家の安藤忠雄氏が、後述の水景庭園とともに設計。
・料金 ミュージアム入場料に含まれる。
水景庭園
訪問時は貸切状態であった。広々としていて、とても贅沢な空間であった。庭園全体を水が流れていたためか、涼しく感じた。
12:30 ざいごうどん わら家
1975年創業の讃岐うどんの老舗。四国村内にあり。
四国村ミュージアムを見終え、ちょうどお昼時だったので入店。めちゃちゃ人が並んでいたが、よく観察していると人の回転が早い。ちなみに、私の指がこんにちはしている。
わら家は、メインメニューの「釜揚げうどん」のほかに、「ざるうどん」「生醤油うどん」「ぶっかけうどん」の4種がある。
しょうゆ豆
香川県の郷土料理の一つ。乾燥させたそら豆を炒り、アツアツのまま醤油や、みりん、唐辛子等を合わせた調味たれにつけて作られる。煮豆のような柔らかさではなく、コリコリした食感が特徴。いくらでも食べられる。
かしわ天と天ぷら
生醤油うどん
生醤油とは火入れをしていない醤油のことをいう。加熱をしていないため、酵母が生きていてでんぷん質を食べてうまみ成分を作り出しているそうだ。
確かになんとなく、いつもの醤油より香りと味が強い気がする。麺もコシがしっかりあって、とても食べ応えがある。
15:45 霊山寺
四国村から移動し、坂東駅から徒歩15分程。四国のお遍路のスタート地点である場所。
途中までJR四国の特急うずしお17号に乗って、坂東駅(徳島県)に到着。さすが、スタート地点とあってお遍路スタイルの参拝客がちらほらいる。
・空いてる度:★★★★☆
明治の庭
お遍路を始める「発願の寺」を象徴している。左手の銅像の前に立って、池の方を向くと小さな銅像たちに、拝まれているようでいい気持ちになれる。
本堂
内部にはたくさんの灯りがともされており、幻想的な雰囲気に包まれる。
突然の謎パンダ
霊山寺に入ってすぐ左手にいる。
17:00 鳴門駅
JR鳴門線の終点、鳴門駅に着く。
19:00 お好み焼き てん
地元民が集う、お好み焼き屋。
・徳島県鳴門市撫養町小桑島前浜252 鳴門グランドハイツ 1F
鳴門駅到着後、本日の宿泊地であるビジネスホテルにチェックイン後、近場でご飯屋を探していたところ発見。
肉ようかん
店内のメニュー表に見慣れない文字を発見したので、注文。どうやら徳島の隠れ珍味のようだ。牛筋を使った煮こごりである。薄く切って醤油を書けて、ご飯と一緒に食べられているようだ。
すじ焼き
お好み焼き生地の上に、牛すじとこんにゃく、生卵、大量のネギがが乗っている。すじ焼き自体は関西のお好み焼きの一種だが、てんのすじ焼きは一筋違う!生地がふんわり、さっくりしていて、全く重くなく、いくらでも食べられる。めちゃうまい!!
豆玉
最後に豆玉。通常のお好み焼きの具材に、金時豆が入っている。聞いたことのないお好み焼きの種類を見つけたので、興味本位で注文。どうやら徳島のローカルフードのようだ。
豆が入っているのが見えるだろうか。
味は・・。
金時豆inお好み焼き・・。そのままである・・。
ちなみに、近くに座っていた地元民らしき方は、ミックス玉(金時豆入り)の金時豆抜きを注文していたので、地元民の中でも好みが分かれるようだ。
さて、本日の旅行は以上である。明日は、いよいよ淡路島入りをする。
番外編
フィッシュかつ
徳島のローカルフードのフィッシュかつ。魚のすり身にカレー粉などで味をつけ、衣をつけてフライにしたものである。
これがなかなかおいしかった。宿泊先ホテルの近くにあったスーパーの惣菜コーナーで、冷えた状態で売っていたが、冷えていてもおいしかった。おつまみにうってつけだと思う。
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